シャア専用ザク並みに3倍のパワーがあるのか、コンビニで買える通常のキシリトールガムと成分を比較してみました。
歯科専用キシリトールって、店頭で販売されていることがほとんどありませんよね。
私も先月、かかりつけの歯医者にある販売コーナーで初めて見つけました。
パッと見は市販のキシリトールガムのボトルと同じなのに、「歯科専用というパワーワードをつけることで高く売ろうとしてるのか」などと勘ぐりましたが、
試してみたい欲に負けて購入!(欲深きBBA)
今まで、キシリトールが歯に良いことは知りつつ、なにがどういいのかハッキリと理解していませんでした。
歯科専用と市販キシリトールガムを比較して、なるほど納得!これは虫歯予防に噛む習慣をつけたいと思っちゃいました✨
歯科専用キシリトールガムってなに!?市販品との違い【成分と効果】
歯科専用キシリトールガムってなに?
まずキシリトールがどんな成分なのか、簡単にご紹介します。
むし歯の原因となる酸を作らない糖アルコールの一種で、シラカバやカシなどの樹木や植物からつくられる甘味料です。
「ロッテ公式HP キシリトールとは」より引用
虫歯菌(ミュータンス菌)は、口の中に残った糖をエサに酸を発生して歯を溶かしてしまいますが、キシリトールは虫歯菌のエサにならない甘味料です。
【まだまだあるキシリトールの凄いところ】
- 歯垢のネバネバをサラサラに変え、虫歯になりにくくする
- 歯の再石灰化を助ける働きがある
- カロリーは砂糖の75%程度なのに清涼感のある甘みが強く、口の中をリフレッシュさせてくれる
歯磨きをした直後はスッキリしていた口の中も、時間が経つベタついてきますよね。どこからわいたのか、歯垢(歯の隙間や歯茎との間に付く白いネバネバ)も溜ったり。
キシリトールは、そんな虫歯のもとを増やさない効果があるため、多くのガムに配合されているんですね〜。
で、歯科専用キシリトールガムってなんなの?ってところですが、
実はコンビニやドラッグストアで購入できる市販品のキシリトールガムに含まれている甘味料には、キシリトール以外も使われているんです。
つまり、市販ガムでは虫歯になることもあるってこと!
もちろん、よく噛んで唾液を出せばそれだけ虫歯菌の繁殖を防ぎますし、ただ甘いだけのガムやアメよりも歯に優しいのですが、そこそこの効果しか期待できないようです。
ところが歯科専用は、甘味料としてキシリトールをほぼ100%使っています。これ凄い。まじビビる。
市販品のガムもキシリトール100%にしてくれればいいのにって思いましたが、そこは価格をおさえるためだったり、嗜好的な都合だったり、いろいろあるんでしょうね^^;
歯科専用キシリトールガムと市販品をいろいろ比較しました
それでは、歯科専用キシリトールガムと通常のキシリトールガムがどう違うのか、写真をまじえてガンガン公開していきまーす!
比較一覧表
歯科専用 |
市販・通常品 |
|
価格 | 1254円(Amazonより) | 848円(Amazonより) |
ボトル容量 | 153g | 143g |
原材料 | 甘味料(キシリトール)、ガムベース、増粘剤(アラビアガム)、香料、リン酸一水素カルシウム、フクロノリ抽出物、光沢剤、デキストラナーゼ(風味)、ビタミンP、(原材料の一部に大豆含む) (味によって多少異なります) |
マルチトール、甘味料(キシリトール、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物)、ガムベース、香料、増粘剤(アラビアガム)、光沢剤、リン酸一水素カルシウム、フクロノリ抽出物、ヘスペリジン、(原材料の一部にゼラチンを含む) (味によって多少異なります) |
1粒当たり栄養量 | 熱量:2.78kcal、蛋白質0.0g、脂質0.0g、炭水化物:1.11g(糖類0%)、塩分相当量0%、関与成分キシリトール0.5g、関与成分マルチトール0.46g、関与成分リン酸一水素カルシウム3mg、関与成分フクロノリ抽出物(フノランとして)1.4mg | 熱量:4.1kcal、蛋白質0.0g、脂質0.0g、炭水化物:1.37、ナトリウム0.1mg、糖類0g、カルシウム1.9mg、キシリトール1.3g |
(栄養量については、ボトルに記載されている栄養量を1粒あたりに計算し直してあります。ボトルには、歯科専用が10粒あたり、通常品は14粒あたりで書かれていました。)
成分
上の成分表を見ていただくとわかる通り、歯科専用キシリトールガムに配合されている成分・栄養はすごくシンプルですよね〜。
キシリトールはシュガーレスな甘味料なのに、市販品より熱量・カロリーが多い!とビックリさせてしまったかもしれませんが、
双方を比べると歯科専用の方がやや大きいのがわかります。
1粒あたりの大きさが違うためカロリーに差が出てしまいましたが、グラム当たりで比較すると違う結果になると思われます。
自宅のデジタルスケールで測ってみたら、歯科専用は2g・市販品1gと出ました。これじゃ大まか過ぎて参考になりませんね💦
歯科専用のほうがずっしり、形も違います。
注目したいのはキシリトール含有量です!!!
Q.歯科用のキシリトールガムと市販のキシリトールガムはどのような違いがありますか。
A.キシリトールの含有量が違います。
歯科用のガムには甘味料としてキシリトールを100%使用し、市販のガムには甘味料として
キシリトールを50%以上使用しております。
とある歯医者さんが書かれていた、
「ガムのキシリトール含有量を計算する式」に当てはめてみたら、歯科専用は94%・市販の通常品は45%という結果になりました。だいたい同じですね。
そしてキシリトール含有量の違いは、虫歯予防効果の違いでもあります!
効果
キシリトールの効果は先にご紹介した通り、虫歯菌を作らない・増やさないこと。
虫歯予防としてキシリトールを摂取するのなら、量として1日5g、ガムならキシリトール含有量は50%以上が望ましいそうです。市販品だとギリギリの量しか含まれていません。
歯科専用はキシリトール含有量、ほぼ100%!(計算上は94%)
ロッテ的にはイッツ・オール・ライト!!
なので、どう考えても歯科専用キシリトールガムの方が虫歯予防効果が高いですね✨
【歯科専用キシリトールガムの効果的な食べ方】
- 朝昼夕の歯磨き後と、寝る前に噛む(歯磨き前より後の方が効果的)
- 味がなくなっても10分以上は噛み続ける
- 片方の歯で噛むのではなく、左右均等に歯を使う
市販品のキシリトールガムはキシリトール以外の糖質が含まれているので、歯磨き前に食べるか、おやつとしていただくのが良さそうです。
味と固さ
個人的な感想になってしまいますが参考までに。
■固さ
歯科専用 > 通常品
■甘さ
歯科専用 > 通常品
■味の持続性
歯科専用 < 通常品
歯科専用キシリトールガムの方が最初に噛んだ時に甘みを強く感じ、持続性はあまりなかったです。3分ほどで捨てたくなりました(笑)
通常タイプなら5分くらいは甘みがあり、柔らかさも感じます。
固い方が唾液が出やすく虫歯予防になりますから、歯科専用はわざと固く作ってあるのでしょう。どちらもフレーバーに種類があり、そのへんはお好みで選べますね。
嗜好性だけなら通常品に軍配が上がるものの、たいした違いでもないなという感じでした。
値段
Amazonで販売されているファミリーサイズのボトルを比較したところ、歯科専用の方が容量が10g多いとはいえ、約400円も高かったです。
ですが1日4粒程度で充分なキシリトールを摂取できますし、約1ヶ月分で1250円と考えるとそんなにそんなに高くないかもしれませんね。
3人家族だと1ヶ月3750円程度。
虫歯は自分で治すことができず、歯医者さんで治療を受けるしかありません。
美味しいガムを食べるだけで虫歯予防ができる歯科専用キシリトールガム、毎日の習慣に取り入れることをおすすめします!
購入できる場所
私が住んでいる地域のドラッグストア5軒を回ってみましたが、歯科専用キシリトールガムは販売されていませんでした💦
通常のキシリトールガムなら、コンビニでも売ってるのに……。
歯医者さんの受付で取り扱っていることが多く、名前の通り「歯医者さんじゃないと買えないのか」と思っている人もいるようです。
いちいち歯医者に行くのは面倒だ!
ちょっとでも安く買いたいぞ!
という方は、楽天やAmazonで購入できます。
↓2個セットで送料無料を見つけました。価格も安い!
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歯科専用キシリトールガムは高いけど虫歯予防に効果的!
歯科専用キシリトールガムと、市販で売られている通常のキシリトールガムを比較しました。
違いは「キシリトール含有量」です。
甘味料のほぼ100%にキシリトールを使ったガムを作るなんて、さすがみずからをお口の恋人と名付けるだけのことはあるよね株式会社ロッテ!
うちで歯科専用キシリトールガムを食べ始めてからまだ2週間なんですが、
歯磨きが苦手だった娘達も「磨いたらご褒美にガムあげるよ〜」と言えば、急いで洗面所にむかうようになりました(笑)
いくら虫歯予防に効果的なガムを食べたからって、歯と歯の間に食べカスが残っていたら、やっぱり虫歯になってしまいますよね。
歯磨き&ガムを噛むこと、2つセットで続けていきたいと思います♪