大人は歯磨きのやり方に長年のクセがついてしまっていて、同じ部分ばかり磨いてしまう傾向があるんですよ〜。
食事の後は歯を磨くなんて当たり前のことですし、毎日やってますという人がほとんどでしょう。
それでも繰り返し虫歯になってしまうと、「そういう運命なんだ」「虫歯菌と共存して生きていくしかないんだ」と諦めたくなりますよね💦
でも、虫歯になる原因をなくせば大切な歯を守れる!
自分では時間をかけてしっかり磨いているつもりでも、歯垢がたっぷりと残ってしまい、そこから虫歯になってしまうことが多いんです。
歯医者さんに行けば、ブラシの持ち方から角度まで丁寧に教えてもらえますが、自宅で実践しようとするといまいち上手くいかなかったりするでしょう。
そんなあなたに、もっと簡単に歯磨きが上達するコツをご紹介したい!
歯磨きのコツ!誰でも今すぐ磨き残しをなくせる方法
歯磨きのコツ
今からご紹介する歯磨きのコツを知っても、「なんだそんなことか」と思われるかもしれません。
ですが、1週間でいいので実践してみてください。磨き終わった後の歯のスッキリ感が格段にアップします♪
磨き残しやすい部分を把握する
まずは、食べかすや歯垢が溜まりやすい部分を把握しましょう。
なにも考えずにシャッシャと歯磨きすると、歯の表面にだけ歯ブラシの毛先が当たり、細かい部分まで行き届かないですよね。
【歯垢が溜まりやすい部分】
- 奥歯のみぞ
- 歯と歯の間
- 歯と歯茎のすき間
そんなことわかっとるわーい!!
ですよね。私もわかってましたし、意識的にみがいているつもりでした。
つもりだったのに、歯医者さんで検診を受けた結果は…
歯垢がぎっちり溜っていました(チーン)
検診を受けるまで、歯磨きは1回3分程度かけてそこそこ丁寧に磨き、色素沈着が気になるからアパガードを使っていたのですが、歯医者さんからは「もっと頑張りましょう」と言われ撃沈🌀
しかも歯茎が腫れ気味で、歯磨きをするたびに出血する状態でした。下手じゃん!
ほとんどの人が上でご紹介した3ヶ所から虫歯になりやすく、さらにまわりの歯にまで虫歯菌が広がっていくケースもあります。
歯周病になれば痛みをともない、グラグラと歯が抜けてしまうことも……。
こえー!虫歯こえー!!
なんとしても食べカス&歯垢を落としきりましょう✨
歯を磨く道具をそろえる
で、磨き残しをなくすためには、必要に応じた道具を用意するのが手っ取り早いでしょう。
歯磨きになにを使っていますか?山切りカット?コンパクトヘッド?
100円から500円以上する商品まで、さまざまな形状の歯ブラシが販売されていますが、選ぶべきはトリッキーな形状をしているものではなく、自分にあった歯ブラシなんです。
口の大きさにあった歯ブラシ
ドラッグストアにいけば、ずらりと並んだ歯ブラシコーナーがありますよね。
なんとなく自分にあっているかな?と、だいたいで選びがちな歯ブラシですが、いくつか手にとって形状を比較してみましょう。
あごの小さな女性はコンパクトサイズのものがおすすめですが、小さすぎると逆に磨き残しにつながることもあります。
1本ずつ磨くのが理想とはいえ、毎回同じように時間をかけられるでしょうか?個人的には、1本半〜2本ほどまとめて磨けるサイズが、ちょうどいいかなと思います。
また、毛先の長さもチェックしてみてください。
長過ぎたり本体部分が厚すぎると、奥歯の外側を磨く時に歯ブラシがあたってしまい、1番奥までとどかないことがあります。
毛の固さは普通かやや柔らかめの方が、歯茎と歯を痛めずにやさしく磨けますよ✨
タクトブラシ
歯医者さんにすすめてもらった、タクトブラシという歯ブラシ。ヘッドが小さく、毛先はとがっています。
奥歯のかみ合わせ部分や、歯と歯茎のすき間の歯垢をきっちりかき出してくれるスグレもの!普通の歯ブラシでは届かない親知らずも磨けます!
歯医者さんでも購入できますが、ドラッグストアでも200円程度で販売されています。
一通り歯磨きが終わった後で、タクトブラシを使って奥歯のみぞ・歯と歯茎の間をぐるっと全体的に磨くと、ネバネバとした唾液が溜ってくるのを感じます。
「ネバネバ → 歯垢」 ですね。
使い始めると病みつきなので、ぜひ使ってみてください♪
歯間ブラシ
歯間ブラシはいろんな商品が販売されていて、私が使っているのはゴム製のこの商品。
本体部分が金属でできている歯間ブラシは、歯茎にグサッと刺してしまったことがありちょっと怖いんです(笑)
サイズはいくつか出てて、一番細いものから使い始めましょう。歯の隙間がなくて歯間ブラシが入らないという人は、歯茎が腫れている可能性もあります。
磨き残しがなくなると歯茎が健康になり、歯茎がちょっと下がってくるのを感じると思いますので、歯間ブラシは無理やり入れず少しずつ慣らしていきましょう。
歯垢がメチャクチャ取れます!ビビりますよ!!
フロス・糸ようじ
使いやすい持ち手つきのフロス(糸ようじとも言う)もありますが、糸だけのフロスの方が経済的です。
さきほど絶賛した歯間ブラシは、残念ながら歯と歯の間・根元部分しか掃除できません。でもフロスがあれば、歯同時が接している部分も全体的にこすり、歯垢をかきだせます。
フロスを使うのは難しく、とくに奥歯は「どうやってやるんだよ!」と投げ出したくなるかも。
もう慣れるしかなく、私も過去何度も購入しては捨て、購入しては捨てを繰り返してきました。それでも今では使えるようになりました!
手鏡を用意して口の中を見ながら磨く
自分がどうやって歯磨きをしているか、じっくり見ながらやりましょう〜。
「奥歯を磨いている(シャカシャカ)」「前歯の裏を磨いている(ショッショッ)」と、感覚的に磨いていしまっていませんか?
洗面台の鏡をぼんやり見つめながら、「あら目糞がついてるわ(ポリポリ)」とかやっていませんか?
歯磨きをするなら歯に集中した方が絶対にいいです!
ながら食いでは料理の味をちゃんと楽しめないように、ながら勉強では内容が頭に入ってこないように、ながら歯ブラシでは歯垢は落とせないんです!
100円均一で売られている手で持って顔の近くに持ってこれる鏡を用意し、口の中をガン見しながら歯ブラシを動かしましょう。
意識していたはずの奥歯の奥に、歯ブラシが届いていないと自分で気づけたら、虫歯予防は大きく前進するはずです。
磨く順番を決めて磨き忘れ防止する
毎日やっていることですしだいたい決まっていると思いますけど、なんとなくではなく、「必ずこの順番」と意識することが大切です。
どんな順番でも磨き忘れがなくなれば良いと思いますが、参考までに私の手順をご紹介しますね。
- 左下奥の上部分→前歯まで
- 右下奥の上部分→前歯まで
- 左上奥の上部分→前歯まで
- 右上奥の上部分→前歯まで
- 左下奥の外側→前歯まで
- 右下奥の外側→前歯まで
- 左上奥の外側→前歯まで
- 右上奥の外側→前歯まで
- 左下奥の内側→前歯まで
- 右下奥の内側→前歯まで
- 左上奥の内側→前歯まで
- 右上奥の内側→前歯まで
- 前歯の外側を左から右に
- 前歯の内側を左から右に
- タクトブラシを上の手順と同じように
- 歯間ブラシを上の手順と同じように
- フロスを上の手順と同じように
文字で書くとかなり大変そうですけど、頭の中で順番が自然と浮かぶようになるので全然大変ではないです(笑)
この順番を決める前は、前歯の裏を磨き残すことが多かった気がします。
それから、一番最初に虫歯になりやすい左下の奥歯を磨くことで、歯垢を残さないという意識が高まったと実感できます!
歯医者さんで検診を受けた際に歯茎の腫れを指摘された部分も、今では気にならなくなりましたし、出血もなくなりスッキリ。やる気があればできるんだなって、自信がついてきました✨
あなたが歯磨きの順番を決め直すなら、虫歯になりやすい奥歯からスタートすることをおすすめします!
歯磨きにかける時間はどれくらい?
ですが、もし5分かけて磨いていたとしても、同じ部分ばかり擦って歯間の歯垢を落とせてなかったら、きっと虫歯になってしまうでしょう。
歯磨きにかける時間の目安は、3分〜5分とされています。
私が手順通りに磨くと8分かかります(時間かけすぎ?)
時間がないからと力いっぱい磨いても汚れが落ちるわけではなく、歯のみぞだったり、歯と歯茎のすきまだったり、歯垢がたまりやすい部分をピンポイントで磨いてあげることが重要。
1日の中で1番重要なのが就寝前の歯磨きですから、時間をかけて磨きあげましょう。
2番めに大切と言われているのは、朝起きてからの歯磨き。寝ている間は、虫歯菌が作り出す酸を中和させてくれる唾液が分泌されず、口の中が菌だらけになってしまうからだそうです。
慌ただしい朝も一息ついて、丁寧な歯磨きで気持ちも体もリフレッシュしてくださいね。
磨き残しやすい部分を意識するだけで虫歯はグッと減らせる!
今すぐできる歯磨きのコツをまとめました。
- 虫歯になりやすい、歯垢がたまりやすい部分を把握する
- 道具をそろえる
- 歯磨きの手順を具敵的に決める
- 時間をかけることより、歯垢を落とすことに集中する
難しいのは歯磨きのテクニックではなく、「磨き残ししないぞという意識を継続すること」ではないでしょうか?
磨き残しがあっても、道具に頼ればある程度は改善できます。
その先は、やるかやらないか、あなた次第!
ほんの1週間続けるだけで歯のぬるつきが軽減されて、「歯磨きがうまくなった」と感じるはず(はず!!)