寒い日のお手軽メニューといえば、とろ〜り熱々の「チーズフォンデュ」ですね。
材料を切ってチーズを溶かすだけなのに見た目が豪華で美味しいから、うちの娘達も「やったー!」とすごく喜んで食べてくれます^^
だけど、チーズ液を失敗してしまう時があるんですよね。
- 水分とチーズが分離
- チーズが溶けきれず固まる
- なべ底に焦げ付いてしまう
チーズをしっかりと溶かしてトロミが出ないと、食材にチーズがからんでくれなくて全然美味しくありません。
何度か失敗して「困ったなぁ」と思っていたところ、チーズフォンデュが分離する原因と、分離してしまった時の修正方法がわかってきました♪
チーズフォンデュのチーズが分離&固まる原因は?美味しく作るレシピを公開!【写真あり】
チーズフォンデュが分離する原因は?
自宅でチーズフォンデュを作ると分離してしまう!
お店で食べるとろとろのフォンデュをイメージして作ったら、べちょべちょとした謎の物体になってしまい、がっかりしたという人は少なくありません(私も経験があります)。
「材料が安いピザ用チーズだったから?」なんて疑ったり(笑)
専門店でいただくチーズフォンデュは、フランスから取り寄せたこだわりのチーズで作られているかもしれませんが、
スーパーで買ってきたピザ用チーズでも十分に美味しいフォンデュが作れます💡✨
チーズが分離してしまう原因は、チーズに含まれる脂分と溶かすために使ったワインや牛乳などの水分が、ちゃんと混ざっていないからです。
ドレッシングも油と水分は分離してしまうので、使う前によく混ぜますよね?
分離しない作り方のレシピは後でご紹介しますが、チーズを溶かす前に水分をしっかり温めておかないと、失敗しやすくなります。
一度分離してしまう「と、いくら混ぜても油と水が混ざらないでしょう。
でも、諦めることはありません!次の方法を試してみてください^^
分離してしまった時の対処方法
用意するもの
- コーンスターチ(または片栗粉) 大さじ1杯
- 牛乳(またはワイン) 50cc
レンジで人肌に温めた牛乳に、粉をよく溶かします。
これをチーズフォンデュ液に入れるのですが、一気に入れるのではなく少しずつ加えましょう(全部使うのではなく、様子を見ながらたしていきます)。
コーンスターチのとろみ効果で、油とチーズが一体化して混ざりやすくなります。
チーズが固まってしまった時の対処方法
チーズが固まったまま溶けずに残ってしまう原因は、チーズを加える前に水分をしっかりと温められていなかったか、チーズの量が多かったためでしょう。
こんな時は、温めた牛乳(またはワイン)をたして調整します。
一気に加えると分離しやすいので、ちょろちょろと少しずつ流し入れててくださいね。
チーズのトロミが少ないときの対処方法
チーズフォンデュ液のとろみ・粘りが少ない原因は、水分量が多すぎるか油と水分が分離している可能性があります。
チーズが残っているようなら、少量のコーンスターチ(または片栗粉)とチーズをよく混ぜて、フォンデュ液に少しずつ加えてみてください。
チーズと粉のとろみ効果で、材料にチーズがからみやすくなります♪
チーズがこげてしまった時の対処方法
チーズフォンデュの底が焦げてしまう原因は、火力が強すぎたか長時間加熱してしまった場合が多いです。または鍋の素材が焦げ付きやすかった可能性もあります。
フォンデュ液に黒い焦げが混ざると見た目がちょっと残念ですよね(汗)
別の鍋に移し替える方法もありますが、火を弱火にしてそのまま食事を続け、底面を混ぜないようにいただくのがいいかと思います。
茶色いくらいの焦げなら風味があって美味しいけれど、あまり黒いと苦味が出てしまうのでお気をつけください。
【写真あり】分離しない簡単チーズフォンデュの作り方【レシピ】
手順を間違えなければ分離をふせげる!
なめらかなチーズフォンデュに仕上げられるレシピを紹介します。とろみの目安になるように、我が家で作った時の写真もあわせて参考にしてくださいね✨
材料(2〜3人分)
- ピザ用チーズ 300g
- コーンスターチ(または片栗粉) 大さじ3杯
- 牛乳(または白ワイン) 150cc〜200cc
- にんにく1片
- フランスパン・じゃがいも・にんじん・ブロッコリー・かぼちゃ・ソーセージ・きのこなどお好みで
大人だけで食べるならワインで作ると美味しいけれど、お子さんがいらっしゃるのなら牛乳がおすすめ。うちはいつも牛乳です♪
作り方
下準備 食材を一口大にカットする
じゃがいも・かぼちゃはレンジでチンして、食べやすい大きさにカットします。柔らかくなりすぎると刺した時に割れてしまうので、少し硬めが良いでしょう。
人参・ブロッコリーもレンチンでいけますが、私は塩ゆでしています。色鮮やかになりますよね^^
プチトマト・うずらの卵・コロコロソーセージは、娘達に大人気!3つ合わせて串刺しして、お団子みたいにして食べています(笑)
パンは甘みの強いロールパンより、固さのあるバゲットかフランスパンがおすすめです。それから、スナック菓子の「ドリトス」もチーズフォンデュとよく合いますよ♪
1.チーズとコーンスターチを混ぜ合わせる
チーズと粉をボールに入れて、よく混ぜ合わせておきましょう。粉を入れることで分離をふせぎ、とろみをアップさせてくれます。
2.にんにくを鍋にこすりつけ、牛乳を鍋で沸騰直前まで温める(弱火)
鍋はフォンデュ用でなくてもOK。ホーロー鍋がおすすめですが、卓上コンロ(またはホットプレートやIHプレート)で使えるものなら良いでしょう。
ウチではル・クルーゼのお鍋を使っています。
にんにくを半分に切って、鍋によくこすりつけます。にんにくをなぜ入れるのか?というと、香りつけですね。
これがあるとなしとでは、仕上がりの美味しさにかなり影響します!チューブタイプではなく、生のにんにくを使いましょう。
中火で牛乳を温めて、沸騰直前で弱火にしましょう。沸騰すると膜ができて風味が悪くなってしまいます(あるあるです)
3.鍋に3回にわけてチーズを入れる(弱火)
温めた牛乳にチーズを3回にわけて加えます。いっきに加えると牛乳の温度が下がり、チーズが溶けにくく分離の原因となりますので気をつけましょう。
写真のように、加えたら混ぜる、加えたら混ぜるでチーズを溶かしてくださいね。
4.完全に溶けたら完成
全部溶かし終えたら完成です!
とろとろとよく伸びる、美味しいチーズフォンデュが出来上がりました✨
もっとゆるいほうがいい時は温めた牛乳を、もっとトロミが欲しい時はコーンスターチとチーズを混ぜたものを加えて調節しましょう。
▼チーズフォンデュ用のチーズペーストを使えば分離の心配もないですね✨
チーズフォンデュの分離・固まる原因のまとめ
チーズフォンデュが分離してしまったり、チーズが固まってしまう原因をご紹介しました。
分離してしまっても、諦めず手直しをして見てくださいね。
お菓子の材料として使われてるコーンスターチは、サラサラと口どけよく混ざりやすい粉ですが、片栗粉でも同じ効果があるので使えます。
チーズはメーカーによって塩味や風味が違いますので、何度か作ってみてお気に入りのチーズを探しましょう。
チーズが命のお料理ですし、ぜひとろとろを目指してください!