長女が微熱(37.3℃)を出したので、小学校を欠席しました。
この春に1年生になったばかり。
今まで一度も休んだことはありませんでした。今は熱が下がって一安心ですが、長女は浮かない顔をしています。
「休まないで学校に行きたかった。。」
昔は、どこの学校でも皆勤賞がありましたね。
最近では、皆勤賞を実施しない地域が増えていると聞きますが、どちらにしても長女は賞をもらえません。
微熱で学校を休ませて、可愛そうなことをした?
朝病院に連れて行って、遅刻でも登校させた方が良かった?
親御さんによって考え方は違うでしょう。
今日は、皆勤賞を取れる基準と、休まず登校することの意味についてまとめていきます。
皆勤賞!遅刻・早退・インフルエンザはどうなる?休まないのがそんなに偉い??
皆勤賞を取れる条件
とってもわかりやすく言うと、以下の3つの条件を満たせば皆勤賞がもらえます♪
【皆勤賞をもらえる条件】
- 無遅刻
- 無早退
- 無欠席
一日も休まず、すべての授業や行事に出席する。もちろん、夏休みの登校日や土曜参観日も出席が必要です。
- 学校に来たけど、具合が悪くなって1時間だけ保健室で寝ていた
- 病院に行くために早退した
- 朝礼は遅刻したけど授業は間に合った
こんな時はどうなるのでしょう?
調べてみたら、私が通っていた小学校では、上記の早退があれば皆勤賞にならなかったようです。
現在、長女が通っている学校では、遅刻や早退が重なると欠席1回としてカウントされます。つまり、1度の早退なら皆勤賞のチャンスは消えません。
遅刻と早退のあつかいが学校によって異なるので、微妙な場合は担任の先生に質問した方がいいですね。
それ以外に、全国共通の欠席にならない「例外」が存在があるのをご存知ですか?ご紹介しましょう。
例外1 インフルエンザなどの感染症
第四節 感染症の予防
(出席停止)
第十九条 校長は、感染症にかかつており、かかつている疑いがあり、又はかかるおそれのある児童生徒等があるときは、政令で定めるところにより、出席を停止させることができる。(学校保健安全法より引用)
普通の風邪と同じ休みですが、インフルエンザは「学校から出席することをとめられている状態の出席停止なので、欠席にはなりません。学級閉鎖や学校閉鎖の場合も、出席停止あつかいです。
ただし、出席停止になるのは病院でインフルエンザと断定されてから!
熱が出て学校を休み、2日後にインフルエンサ検査で陽性反応が出たら、1日目は出席になってしまいます。
例外2 親族のお葬式などによる忌引き
親族の方が亡くなった場合は、その後数日間は忌引きあつかいになります。
- 両親
- 兄妹
- 祖父母
- おじ、おば
何日間、忌引きとして適用されるかは学校によって違います。
ひいおばあさんや、ご家庭の事情で葬儀に出席する場合は、学校に忌引きになるか確認を取りましょう。
例外3 部活動や式典で出席できない時
- クラブの県大会・全国大会
- 全国コンクール
などですね。
これらに参加するために学校に行けなかった場合は、欠席にはなりません(出席日数は減ります)。
学校を通さず、個人で参加した大会については欠席になりますので、参加する前に学校に連絡を入れておきましょう。
皆勤賞を実施しなくなった理由とは?
皆勤賞は学校単位で行われており、実施のするかどうかは学校の方針で決めらています。
昔より実施する学校が減った理由は、地域ごとに様々なようです。
- 皆勤賞のために無理に休ませない親がいる
- 不登校の生徒への配慮
心身ともに健康で、元気に学校へ通うのが理想ですよね。小学校6年間、中学高校3年間、休まず登校できたなら、それは本当に素晴らしいことだと思います。
でも、皆勤賞を取ることが目的になってしまったら、どうでしょうか。
具合が悪くても、熱が出ても学校にいかせる。もしかしたら、お子さんが「休みたくない」と言うこともあるかも。
微熱くらいなら、友達と話しをしたり授業を受けているあいだに、だんだんと調子が良くなってくる場合もあります。
もし、体調がさらに悪化したら?
実はインフルエンザにかかっていて、咳やくしゃみでクラスメイトにうつしてしまったら?
いつウイルスに感染したかなんて、誰にもわかりませんが、感染を拡大させないように気を配るのも、親の責任ですよね。
長女を37.3℃の微熱で休ませたのは、頭痛がひどく目がうつろだったからです。
授業を受けるのも辛いだろうし、先生やほかの子に迷惑をかけてしまうかもと感じたため、病院で診てもらい、薬を飲んで安静にする。
私の判断で、欠席させました。
皆勤賞が取れたなら、親としても嬉しくて子供の頑張りを誇りに思うでしょう。
だからといって、欠席してしまったらダメなのかといえば、そうではありません。
「友達と図書室に行く約束してたのに。楽しみにしてたのに。」
布団に入り、半べそをかいていた長女が口にした言葉。それは、学校に行きたいという純粋な気持ちでした。
それだけで十分。
学校が楽しいんだねって、早く風邪を治して学校に行こうねって、手を握ってうなずきました。
皆勤賞は凄い!休まないことは偉い!
うちの子は小学一年生だから、まだ勉強は難しくないです。
男の子も女の子もみんなで手を繋いで、仲良しこよし。これが学年が上がれば、クラスの雰囲気が変わるだろうし、子供たちも複雑な人間関係をきずいていくでしょう。
塾も部活も勉強もと、やりたいことと・やらなければいけないことが増えてしまい、学校に行きたくない日がくるかもしれません。
夏の夜に、汗をかいて寝冷えをしたり(うちの子です)、乾燥する時期に風邪をこじらせたり、体調が悪く休まざるを得ない日だってあるかもしれません。
皆勤賞をとった経験のある人に聞いてみたら、「当たり前に学校に行ってただけで、べつに普通のことなのに表彰された」ですって。
当たり前だけど、凄いこと。
お子さんが皆勤賞をもらったら、それはお母さんも表彰されたのと同じことです。
学校で皆勤賞をしていなくても、なにも景品が出なくても。欠席0日の証は成績表にしっかりと刻まれ、一生の宝物になるでしょう。
欠席してしまったお子さんは、ガッカリせずにこれからも元気に学校に通う!それが親の願いです。
大切な学生生活を、どうか楽しく過ごせますように。
学校に行きたいと泣くくらい、充実した日々になりますように♪