私は小学校1年生から高校を卒業するまで、個人のピアノ教室に通っていました。
内気な性格でしたが、ピアノを弾けることが自信につながり毎日楽しく過ごせました^^
結婚して実家にあるピアノに触れる機会がほとんどなくなった後も、自分に子供ができてもしもピアノに興味を持ったら、習わせてあげたいなぁと…。
長女が5歳になった頃「やりたい!」と言い出したので、ピアノ教室を探し始めました。
ママにピアノ経験があれば、教室に通わなくても自分で教えられる。そう考えるかもしれませんが、できたら資格を持った先生に習った方がいいと思います。
この記事では、自宅で子供にピアノを教える方法とメリットデメリットをご紹介します。
子供のピアノ!自宅の教え方とピアノ教室をおすすめする理由
自宅で子供にピアノを教える方法
初めてピアノを習うお子さんのおすすめの教材
ピアノの練習用教材は、CDショップや楽器屋さん、楽天・amazonなどのネットショップでも簡単に購入できます。
- 子供のバイエル
- バーナムピアノテクニック
- ぴあのどりーむ
- メトードローズピアノ教則本
- ソルフェージュ
定番中の定番「バイエル」は、多くの練習曲をこなすことで少しずつ難しい曲が弾けるようになります。
ちょっとお堅い印象があるため、幼稚園児なら「ぴあのどりーむ」のような、イラスト入りのポップな教材もいいですね。「メトードローズ」は、私が習い始めに使った本です(懐かしい……)
テクニックの訓練には、多くのピアノ講師が「バーナムピアノテクニック」をおすすめしています。
また、書きながら音符の種類・記号・リズムが身につく「ソルフェージュ」も、弾く練習と合わせて使っていきましょう。
ピアノの練習方法
ピアノは、楽譜をみてその通りに鍵盤をおさえれば良いわけではないですよね~。そこが難しいところ!
まずは、正しい手の形と弾き方を教えてあげましょう。
自分が当たり前にできる弾き方が、小さく力の弱い子供にはすごく難しいんです。
手と指をフンワリと丸くして、力を抜いて鍵盤に置く。腕が下がりすぎないように、肩が上がりすぎないように、脇を開けすぎずしめすぎず……。
何回説明しても、できないこともあります。
というか、かなり時間がかかるはず。どんな指の形でもいいから早く曲を弾かせようと急ぐと、指に変な癖がついてしまい、綺麗な音が出せません。
難易度が上がればテクニックが必要となり、軽やかに指先を動かせられないと苦労してしまいます。
教材の一番最初のページを開き、ママがお手本を聞かせてからワンフレーズだけ弾かせてみる。音がちゃんと出てなくても、「できた!できそう!」と応援して・笑
ピアノ教室では、レッスンで新しい曲の練習と気を付けるポイントを教え、宿題にします。翌週弾いてみて、できていたら次のページ。
ですから、最初のうちはごく簡単な練習曲だけですが、一週間に1ページ進めるつもりで取り組みます。
ピアノの練習は、毎日行うのが理想的です。5分でいいから、鍵盤に触れる時間を作りましょう。集中力が続くのは、最長でも20分。あとは10分ほど書く練習をしましょう。
始めの1週間は、上達が感じられないかもしれませんが、3ヶ月ほど続けていくと指が慣れてきて、小さな子供でも音階を弾けるようになります。
教本のページが進むにつれ難しくなっていき、メロディの美しい曲が弾けるようになると、子供も楽しくなってきますよ。
……と、これが理想的な流れだけど、ママが子供にピアノを教えると困ったことが出てきます。
自宅レッスンのデメリット
お母さんと二人三脚でピアノの練習をするのは、素晴らしいことです。親子で一緒に目標を立てて取り組む。最高の子育てですよね。
ですが、本気でピアノを上達させたいのであれば、ママレッスンはおすすめしません。
【ママレッスンのデメリット】
- 指のクセが付きやすい
- 感情的になりがち
- 子供が集中できない
- 十分なテクニックを身につけるのが難しい
指のクセとは、指先付近で弾きたいのに指の腹で弾いてしまうことです。
そのほか、小指が立ってしまったり猫背になるなど、子供自身が気が付けず指導してあげたい正しい姿勢の取り方ですね。親のクセが、そのまま移ってしまう場合もあるでしょう。
教えてもうまくできず、「なんでできないの!」「ちゃんとやりなさい!」と、感情的になってしまったり。
お母さんだから安心して教えてもらえる反面で、甘えや反抗したい気持ちが芽生えます。そうなると、子供が自主的に練習する回数が減ったり、弾くことをやめてしまう可能性もあります。
十分なテクニックとはなんでしょう?
それは、成長に合わせた習得しておきたいテクニック。ただ弾くだけでなく、指をどうやって運ぶのか、どん強さ・柔らかさで弾くのか、子供の理解度と実力に合った指導が必要となります。
ピアノを習った経験があっても、それを子供に教えてあげらるでしょうか。
私自信ができないと感じているからといって、絶対やめましょうなんて思いません。ピアノ教室に通うにはお金がかかり、通うための予定を開けなければいけませんから。
ママが教えてあげたいという思いが、子供のやる気につながる可能性だってあります。
メリットとデメリット、両方をふまえてママレッスンとピアノ教室のどちらが良いか、選んでくださいね。
子供にピアノを教えるのは難しい
自分の子供だからこそ、厳しすぎず甘やかしすぎずが難しい。
ママレッスンで上達するお子さんもいらっしゃいますが、ある程度の年齢になったらピアノ教室に通い始め、指クセを直すために教本を一からやり直すことが多いと聞きます。
まだ子供が小さく、本格的なピアノを用意してピアノ教室に通わせることに躊躇しているのなら、
おもちゃのピアノやキーボードを買ってみて、興味を持つか見てみましょう。習いたがってから自宅で教えるか教室に通うかを考えれば大丈夫。
ピアノ教室の講師は、音大卒・教えるための資格を持っている方ばかり。いわば、ピアノレッスンのプロです。
先生に教わるとなれば適度な緊張感が生まれ、レッスン中の集中力があがり上達が早いですよ。正しい姿勢と指の形も、すぐに覚えられます。
教室に通うとしても、自宅での練習は毎日必要です。
ご紹介した教え方を参考にして、やる気と才能を伸ばしてあげてくださいね。
きっと、ママの愛情がお子さんの感受性と表現力を育てていくでしょう。
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