子供がピアノを習うにあたって、自宅に練習用のピアノが必要となります。
グランドピアノはさすがに無理だけど、電子ピアノよりも本物のピアノ!いい物を選んであげよう!
ところが、意気込んで楽器屋さんを見に行くと「定価50万円以上!?」なんてビックリするでしょう。
ピアノは高価な楽器なんですよね。
長く続けられるかわからないし、中古で安いピアノを探した方がいいか、はたまたコンパクトな電子ピアノを買った方がいいのかと悩んでしまいます。
我が家でも二人の娘のためにピアノを買った時、やっぱり選ぶのに時間がかかりました。
子供の練習する場合、どんなピアノを選んだら良いのかについて、私の実体験とともにご紹介します♪
ピアノの選び方!子供が習うなら電子ピアノより本物の方がいいの?
本物と電子ピアノの違い
まず、本物と電子ピアノの違いについてを簡単にまとめますね。
【本物のピアノ】
- 価格は50万円台から、高いものは数百万円
- アップライトピアノとグランドピアノがある
- 弾くとピアノ内部の弦がはじかれ音が出る
- 定期的な調律と手入れが必要
- 耐久年数は30~80年以上
【電子ピアノ】
- 価格は5万円台から、高いものは30万円以上
- 生ピアノの音源をサンプリングし、再現させる
- 弾く強さによってある程度の変化を付けられる
- 調律は基本的に不用
- 耐久年数は10年~20年程度
(*耐久年数は製造から使える年月です。弾き方や保存方法によって、同じピアノでも耐久年数は変わります)
電子ピアノは本物のピアノを真似て作られた楽器で、場所を取らないこと、消音機能や他の楽器に音を変更できたりと、便利な機能がたくさんついてます。
音を比べてみれば、やっぱり本物の方がいい音と感じるでしょう。
また、弾きごこち(鍵盤の重さ・音の響き方)も、アコースティックの方が断然良いです。
とはいえ、近年の電子ピアノはサンプリングされた音が精密に再現されるため、いわゆる電子音とは全く違う優しい音色を奏でます。
耐久年数の長い本物のピアノ。
見た目も美しく上質な音。子供に弾かせてあげたいなぁと思いますよね。ですが、どちらを選ぶかは次のことをチェックしてから決めましょう。
本物のピアノと電子ピアノはどっちを選ぶか
どちらを選ぶにしても、メリットとデメリットがあります。
本物はピアノの個体差によって、音と弾き心地に持ち味がある素晴らしい楽器です。でも、横幅が大きくて重量もアップライトで200kgから300kgです。
マンションやアパートにお住まいだと、置く場所を確保するのが難しく、音漏れも気になりますよね。
一方の電子ピアノは、本物よりもコンパクトで軽量化されているし、消音・録音をして多様な使い方ができます。
耐久年数が短いので故障する可能性があり、10年以上たって修理に出しても部品の製造が終わっていたら買い替えるしかありません。
昔は電子ピアノを嫌う方が多かったようですが、
最近の製品は性能が良く、子供の練習に影響はないと言われています。鍵盤がいくらか軽いけど、スカスカではなく弾きごたえを感じられるんですよ^^
さて、あなたの自宅にピアノを置く十分なスペースはありますか?お財布と相談し、無理をし過ぎず購入ができますか?子供のやる気は長続きしそうですか?
戸建てにお住まいなら、断然アップライトピアノがおすすめです。集合住宅なら、電子ピアノも含めて検討してみましょう。
本物のピアノを選ぶ場合
【ピアノを選ぶ時のポイント】
- メーカー
- 値段
- 型番
日本で一番多く流通しているメーカーはヤマハで、次いでカワイが有名です。
外国で作られたピアノを扱っているピアノ販売店もありますが、このどちらかを選べば間違いないでしょう。
価格帯の幅は、50万円代から100万円を越えるものまで幅広い種類があります。
値段が高い方が音がよく素材の加工が美しいシリーズで新しいですね。だからといってハイグレードのピアノを選ばなくても、練習用ならスタンダードタイプで十分。
型番が販売になると、アウトレットとして安売り販売されることがあるので要チェックです!
お店の方は高いものを進めてくる場合がありますが、何店舗か見に行き納得のいくピアノを見つけてくださいね。
【中古ピアノは?】
中古ピアノを専門に扱っているピアノ業者もいます。売られているピアノはすべて手入れがしてあり、試し弾きをさせてもらえるでしょう。
製造から新しい方が良いピアノか?というと、保存状態や引き込まれている状態によって違ってきます。
外観の傷も考慮して、鍵盤の重さと音を吟味してください。お値段は30万円程度からあるようです。
電子ピアノを選ぶ場合
電子ピアノも、メーカー・値段・型番から選びましょう。
ヤマハのグラビノーバが有名ですが、カワイやカシオからもお手頃価格の電子ピアノが販売されています。
電子ピアノは、同じメーカーであってもシリーズによって性能と機能に大きく違いあり!ボタンが使いづらかったり、軽すぎて安定性が不安な場合もあります。
重量も本物のピアノよりずっと軽く、ネットショップで簡単に購入できますね。
どのピアノもなんとなく良さそう、だったら安いのでいいかなぁと適当に決めてしまうと、欲しい機能がついてなくて後で後悔するかもしれません。
購入する前に、店舗で実物に触れてから選んだ方がよいでしょう。
私の友人は、子供のピアノ練習用に安いキーボードを使っていました。
たしかに指の動きと音を奏でることはできますが、ピアノとキーボードでは全然違う楽器なので、おすすめできません……。
【中古の電子ピアノは?】
中古ピアノ店では、電子ピアノの中古品も取り扱いがあります。ですが、耐久年数が短いことを考えると新品を購入した方が良いでしょう。
ちなみに、我が家で購入したのはカワイの電子ピアノです。
偶然にも近所でピアノのアウトレット市場が開催されて、型落ちの新品が通常の5万円引きで手に入りました。
最新機種の方が機能が充実していると思いますが、音が綺麗で鍵盤の弾き心地が良ければ、アウトレット品で問題ないですよ!
子供と一緒に実物を触れてから選びましょう
子供の練習用に購入するピアノの選び方についてご紹介しました。
- 集合住宅なら電子ピアノも選択肢に入れて考える
- 戸建てなら本物がおすすめ。お財布と相談
- 実際にピアノの触れてから決める
これから子供にピアノを習わせるというのなら、どれくらい続けられるかわからないでしょう。
そこそこの電子ピアノで練習してもらって、中学校に入ってから本物を購入するのもありですよ。電子ピアノは中古センターに売れますから。
電子ピアノの気になるところは、弾き心地と音の質です。
値段や形と色、見た目だけで判断せずに必ず実物を触ってみてくださいね。お子さんを連れていき一緒に触らせてあげると、今後のレッスンも頑張れるはずです。
大きな大きなお買い物。
ピアノは、一生の宝物になることでしょう。お子さんの人生が、音色とともに虹色に輝いていく。
家族みんなで相談し、じっくり選んでくださいね!