入学準備として、6歳の次女にひらがなの読み書きを教え始めました。
2・3才のお子さん向けに作られた、ひらがなの読み書きドリル・絵本・知育玩具は、どれもイラスト入りでとっても可愛いですよね。
「あ」の文字の横に、アリのイラスト。
「か」の文字の横に、傘のイラスト。
ひらがなを覚えながら、物の名前も覚えられて楽しみながら学習できます。
ところが、6歳ともなれば物の名前はほとんど理解しているので、イラスト入りのひらがな表だと逆に文字を覚えづらいようなんです。
表を指差して「これはなんと読む?」と聞いても、イラストを見てすぐにわかってしまうからですね。
年齢に応じたひらがなの読み書き練習方法を見つけてあげた方がいいなと感じた私は、ある本を参考に「入学前の子供」が文字を覚えるコツを探しました。
覚書として実践してよかったやり方をまとめましたので、私と同じように読み書きの教え方で悩んでいるお母さんの参考になれば嬉しいです♪
【入学準備】子供のひらがな練習!イラストなしで文字の形&書き順に集中しよう
発達生読み書き障害という存在
次女のひらがな練習は自分の名前を書くことから始めたのですが、3ヶ月たっても「り」の左右が逆になってしまい、私の教え方が下手なのかと落ち込んでいました。
「なんで書けないの?」
言葉に出さなくても、なかなかうまく書けないことにガッカリしている私の気持ちを、次女も感じていたと思います。
そんな時、書店でこの本に出会いました。
この本は、小学2年生になってもひらがなを書くのが覚えられないお子さんのお母さん(漫画家・著者)が、お子さんと一緒にカウンセリングを受け、発達生読み書き障害だと認定されるところから始まります。
詳しくは本を読んでいただきたいのですが、
この障害の存在はあまり知られていないにもかかわらず、クラスに数人の割合で存在する可能性があるそうなのです。
発達生読み書き障害の特徴のひとつに、「左右対称に書いてしまう」というものがあり、次女がそうだと断定したわけではありませんが、覚えるのは苦労するかもなと感じました。
そして、文字が書けない子供の気持ちも描かれていました。「なんで書けないの?」と言われるのがどれほどツラいことなのかわかり、涙が出ました。
どうやって子供の成長をサポートしてどう接して行けばよいのか、とても参考になります。
また、この本には文字を覚えるコツがたくさん紹介されていたので、実践できそうなことから取り組んでいきたいと思っています。
ひらがなを覚える3つの方法
ご紹介した本の主人公は、すでに小学校で字の勉強をすすめているお子さんですが、
うちの次女の場合はまだ真剣に読み書きの練習をしてない段階なので、まずは基礎つくりからやってみています。
ひらがなを覚えるには、
- 目で見る
- 耳で聞く
- 手で書く
この3つが大切だと言われています。
勉強と言えば書くことをイメージしますよね。
でも、視覚と聴覚から入ってくる情報も重要で、そのうえで感覚的な技術を身につける練習をすると、覚えやすいそうです。
目でひらがなを覚える・ひらがな表
目で見て覚えよう!
ということで、お風呂場の壁にひらがな一覧表を貼りました。恐らくあんぱんまんが大好きな小さなお子さんなら、「いぬのい!」とか喜びそうですね。
先にお話した通り、6歳の次女はイラストで文字がわかってしまうせいで、全然文字を覚えられない様子です。
それでも、長女と一緒に文字探しゲームをしたり遊びに使ってくれているから、ひとまず役立っているかなという状況ですね。
あいうえおの順番はわかっていて、指をさしながら大きな声で「あ・い・う・え・お!」と合唱することもあります。
生活の中にひらがなを取り入れる工夫として、タンスや棚の引き出しに入っているものを表記すると良いそうです。お片付けの時もわかりやすいし、いつも目にする文字の形を覚えてくれそうですね^^
また、時計はデジタルではなくアナログ表示の物を選ぶと、数字を覚える練習になります。
小学校に入った時点で時計が読めなくても、チャイムがなりますし先生が声かけをしてくれるから、ひとまず大丈夫です(うちの長女は時計が苦手でした)
早めに覚えるに越したことはないので、ひらがなと合わせて取り組むと良いですね。子供にプレシャーを与えない程度に、自然と数字にも馴染んでもらえたらと思います。
耳でひらがなを覚える・絵本と児童書
「本の読み聞かせは脳の発育にうんちゃらかんちゃら〜」
生後6ヶ月検診の時に、病院で教えていただいたことですが真面目に聞いていませんでした。今になって思えば、幼児期の読み聞かせは本当に大切だったと感じています。
今からでは遅いということはなく、本はたくさん読んであげましょう。
ひらがなを覚えるための知育絵本でなくても、キャラクター物も童話もなんでもいいと思っています。
これまで絵本ばかり選んできましたが、最近はやや長めでストーリィ性のある児童書の方がお好みな様子です。いつまでも小さな子供だと思っているのは私だけで、次女はちゃんと成長していました。
図書館でいくらでも本が借りれるので、子供と一緒に選んでいます。
時々出てくる「り」の文字に、「わたしのり!」と喜びます。自分で読めるようになる日も、そんなに先ではないのかな?
書いてひらがなを覚える・学習ドリルとノート
ベネッセのちゃれんじ、学研のドラゼミ。
幼児教育の通信学習もいいけれど、毎月付録つきの本が送られてもやりきれなそうなので、ひとまず書店でドリルを購入しました。
ドリルを選んだ決め手は、ジャッキーです(笑)
うちでは絵本を何冊か持っていて、大人でも可愛いと思ってしまうほど愛らしい、クマの女の子が登場します。
ほかの出版社から出ているドリルも内容はしっかりしていましたが、ページごとにご褒美としてシールが用意されているのが、やる気をアップさせてくれています。
適当にやったらシールもらえないよ?
頑張った子だけのご褒美だよ?
シール欲しさに頑張るなんて、子供らしくて笑ってしまいますね^^
ドリルは練習スペースはあまりないから、1ページごとにノートを使って書く練習をしています。
ここから重要!!!
自分が子供の頃は、どうやってひらがなを覚えたっけ?と思い出してみてください。……全然覚えてないですよね?(笑)
読み書きが苦手な次女ですが、「うちの子は字が書けない」で登場した練習のコツがとても役立っているので、ぜひ紹介させてください!
(*本のストーリィには触れていません)
覚えるためのひらがな練習!書き順と形を正しく教える
ひらがなを正しく覚えるには、「だいたい合っていれば良い」「雑でも書ければ良い」という教え方では、身につきにくいです。
とくに書き順は重要で、これを適当にやり過ごしてしまうと後で困ったことになるかも!?
書き順は基本的に左から右!上から下!
ほとんどのひらがなは、書き順に法則があります。
- 横棒は左から右
- 縦棒は上から下
「や」のようなイレギュラーがあるものの、「あ」「ま」「わ」など難しめの文字もこの法則で成り立っていますよね。
どこから書いたらいいかあやふやな状態で練習するよりも、書き順通りに練習した方が覚えやすくなりますし、字の形もキレイにおさまります。
左から右!上から下!
一緒に声に出しながら書くと、ちょっとテンションが上がりますよ。これで左右逆転も減ってくるかもしれません(期待)
小学1年生の一学期はひらがなを教わることで終わりますが、二学期になるとカタカナが始まり、ほぼ同時に漢字も教わります。
漢字の書き順は大人になっても迷ってしまうことがありますよね。
ひらがなの練習をする時に書き順の大切さを学べば、カタカナ・漢字を覚えるのも少し楽になりそうです!
お手本をよく見てキレイに書いた方が覚えやすい
ぱっと見の形だけでなく、マス目の真ん中に引いてある点線に対してどの場所に書かれているかまで、よく見て練習します。
右ページと左ページを比べると、翌日の方が真ん中にバランス良く書けていることがわかりますよね。
前日は私が1マスごとに「もうちょっとこうした方がイイよ」とアドバイスしましたが、左は次女が一人で書き、自分で「もう少し左だった」と消しゴムで消して、ゆっくりゆっくり進めていました。
雑に書いた文字は、ほとんど頭の中に残りません。
だけど真剣に書いた文字は、記憶のはしに残ってくれますよね^^
イラストが邪魔してる?それなら文字だけのカードを作ろう
イラストでひらがなに「ハマれば」良かったのですが、イラスト好きが逆効果になってしまった次女。
文字を書く練習は嫌ではないようで、お手本をしっかりと見て集中してノートに向かえる落ち着きもあります。
それならイラストなしのお手本を作ってあげれば、文字の形を覚えやすいかも?と思い本屋やネットショップで探してみても、ほとんどがイラスト入りでした。
じゃあ作ってやるか!と可愛い次女のために、お手製のひらがなカードを作成しました。
ドリルに載っていたひらがな一覧表をコピーして利用しています。1文字ずつ切り離してあるから、ノートに書いて練習する時もお手本に使えます^^
覚えられた文字を使って言葉を作る遊びをしたり、しりとりゲームもできますね。カード作りを次女に手伝ってもらったので、思い入れも生まれたようです。
節約はあまり意識していませんが、
入学準備の勉強のためにあれこれお金をかけるより、面白そうな本を買って子供と一緒に本を読んだ方が、私も楽しいし家計にも優しいと思っています。
まだまだひらがな練習中!でも少しずつ進んでいます
入学準備として、子供にひらがな練習をさせるコツと教え方をご紹介しました。
まだ始まったばかりといったところですが、本人のやる気が出てきて「今日はやらないの?」の聞いてくるくらいに成長しました。
可愛いドリルのおかげなのか、お母さん(私)と一緒にやれるのが嬉しいのか、覚えられそうな感覚があって本人も楽しいのでしょう。
「イラストがあると覚えられない」と何度も書きましたが、イラストがあるからイメージが膨らんで覚えやすいというお子さんもいらっしゃると思います。
年齢にあった方法
正確にあったやり方
正解は1つではなく、自分の子供にあう練習方法を見つけてあげることが大切ですね。
ひとまず、「今まで覚えられなかった原因がイラストにあるかもしれなくて、それを取りのぞいたら結構いい感じだぞ」というお話でした。
引き続き、親子二人三脚でひらがなの練習を続けていきます✨