妊娠は喜びと不安が半分ずつ。
私は初めての妊娠で流産しました。妊娠周期としては8週目でしたが、胎嚢は育たず、さよならしたのです。
妊娠が発覚した時から、「もしかしたらダメかも…」そんな予感がしていて、ネットを使って妊娠初期の流産について一生懸命調べました。兆候は?症状は?確率は???
すると、同じ不安をかかえている人がとても多いことが分かりました。あたなもそうでしょうか?私の流産体験を、すべてのママと赤ちゃんに捧げます。
実録!妊娠初期流産の兆候と症状・私の場合はこうでした!
妊娠初期の流産の確率
「10人妊娠したら、そのうちの1・2人は初期段階で流産する。」
私が産婦人科で妊娠検査を受けた時、先生から優しく言われました。妊娠していたことに気づかないまま、流れてしまうケースも多いそうですよ。
・いつもより量が多い
・遅れたが生理が来た
こんな些細な症状しかないと、生理不順の方だと気づきにくい。私の生理周期は1ヶ月と2・3日という感じで、月によって数日はズレましたが、大幅に遅れることは少なかったです。
妊娠に気づいたのは、胸の張り。
生理前の不快な子宮の痛みはなく、とにかく胸がズキズキしてなんかおかしいぞと感じました。生理予定日前に検査薬を使うと、ハッキリと陽性反応が出たため、翌日には産婦人科で検査を受けました。
「まだ早すぎてエコーは見えない」
「検査結果も病院では陰性」
妊娠初期だと診断してもらえなかったこの時から、流産への不安が始まったのを、鮮明に覚えています。
【注意】
市販の妊娠検査薬は反応が良いため、私のように超妊娠初期に受診すると、胎嚢の確認ができなことも多いそうです。のちに妊娠・出産と、順調に赤ちゃんが育つ方もたくさんいます!
私は基礎体温をきちんとつけていませんでしたが、日頃から付けるようにしておくと、体調変化の確認に役立てることができます。
流産の兆候
2週間後にまた受診してくださいと先生に言われ、不安な気持ちのまま日々を過ごしました。その間は、たまひよを買って読んだり、ネットで流産のことを調べたり、ソワソワと落ち着かない日々でしたね。
時々、卵巣がチクリと痛むような気もしたけど、意識し過ぎだったかも?初めての妊娠だと、異変かどうかもわかりません。それで、ますます不安に(;;
やっと受診日が来て、2度目の妊娠検査とエコーで赤ちゃんの確認。妊娠はしていました。でも6週目に入ってるはずの胎嚢はとても小さく、育たない可能性があると言われました。
私の流産の兆候は、
・卵巣の痛み
・胎嚢の成長が遅かった
この2つでした。
【注意】
流産の兆候・症状は人それぞれ違います。
生理周期に対し、胎嚢の成長が遅いからと言って、必ず流れるわけではありません。受精のタイミング、体調などでズレる人もとても多いそうです。
不安なことは医師に相談し、自己判断せず必ず診断を受けましょう。
症状
妊娠初期の流産症状としてあげらるのは、
・出血
・腰痛
・頭痛
・子宮の痛み
・つわりがなくなる
など、いろいろあるそうですが、私の場合は複数の症状はなかったです。「育たない可能性があるけど、まだわからないし、普通の生活を続けて待ちましょう。」先生に言われた通り、仕事は休まず続けました。
通勤を送り迎えや家事を手伝うなど、夫の気づかいもあり、なんとか日々をやり過ごしいましたが…
妊娠7週3日目、微量の出血。
もともとツワリと思われる症状は無かったため、出血以外に変化は感じられませんでした。胸の痛みと卵巣のチクチクは続いたままでしたよ。
慌てて受診すると、「流産の可能性が高いから、自宅で安静にして過ごすように」先生に言われたので、その後4日間は寝たきりで過ごしました。トイレやお風呂の時間も短くし、食事もベッドの上でとりました。
出血は少しの量が、ずっと続きました。どうかこれ以上出ないで、私の赤ちゃんを助けて、誰か助けて。
泣きながら過ごす時間はとても長く感じ、ただ待つことしかできない自分は本当に母親になれるのか、ネガティブなことしか頭に浮かびませんでした。
【注意】
妊娠初期に出血する原因はさまざま。
着巣出血と呼ばれる妊娠したことで出血する場合や、体を動かしたことで、胎盤の一部が出血してしまう場合も。
安静にしていればおさまり、その後の妊娠生活に支障はないケースが多いようですが、出血しない方が精神的にも安心ですし、やはり妊娠初期・胎盤が安定するまでは、安静に過ごした方がいいですね。
流産末期
絶対安静を続けて4日目。
出血の量は変わらず、胸のチクチクは少しひいた気がしました。妊娠症状は治まってきていたと思います。
真夏の昼下がり、平日だったので私は一人で天井を眺めていると、急に生理痛のような痛みを感じました。激痛で吐き気もあり、慌ててトイレに走りました。
トイレに座ってしばらくすると、出血が増えていき、もうダメなのだと実感しました。
悲しさと腹痛、体力の消耗で、1時間は歩くこともできませんでしたが、なんとかタクシーを呼び病院へ。流産と診断され子宮内洗浄などの処置を受けました。
【注意】
私は自宅のトイレに駆け込みましたが、痛み・出血が増えるなどの症状が出たら、すぐに病院に連絡をしましょう。流産を食い止められるかはわかりませんが、適切な処置を受けることは出来ます。
一人でいると不安は増えますし、とにかく病院にすぐ電話してください。
まとめ
流産の原因も人それぞれですが、妊娠初期にそうなってしまうのは、受精のタイミングによるものがほとんどだと聞きます。
ママの責任ではありません。
初めから育つことができない状態なので、流産を食い止めることもできません。もしそうなっても気にやまないでください。
先生に言われても、心情的には難しいのは当然です。私が実体験した妊娠初期の流産、兆候や症状はこれが全てですが、とにかく気になることは病院で話しましょう。
流産後、1ヶ月は泣きながら過ごしましたが、精神的に立ち直れてきた半年後に、私は再び妊娠し、娘が生まれました。今は二児の母親です。
不安な気持ちは、みんな同じだから。
私の辛かった流産体験が、少しでもあなたの役に立てたらいいなと思っています。
こちらの記事も妊娠超初期について書いています。
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