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雑学

狐の嫁入り!その雨の意味と由来は!?

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天気良いのになんで降ってんねん。
いや、雨だから天気悪いのか?

子供たちとお散歩に出かけてたら、乙女の恋心のように、天のじゃくな狐の嫁入りにあいました。

 

突然のシャワーに、子供は大喜び。
「こういうの、狐の嫁入りっていうんだよ」と教えると、

「えー?コンコンさんどこいるの?」
だって。まぁそうなりますわな。

なんでお天気雨のことを、狐の嫁入りって呼ぶんだっけ……?

 

狐にまつわるエトセトラ。
いろんな説があったような…。

返答に困ってしまった無知な母親の私が、狐の嫁入りについて徹底的にお調べします!

狐の嫁入り!その雨の意味と由来は!?

 

狐の嫁入りの意味

どんな雨を狐の嫁入りと呼んでいるの?

ご存じの方も多いと思いますが、念のためにお話しておきましょう。

 

日本では古来より、
・空が明るいのに突然降ってくる雨
・通り雨

これを「狐の嫁入り」、または「日照雨(そばえ)」と呼んでいます。

近年多くなった集中豪雨は違います!

ああいう激しい雨ではなくて、もっと爽やかで優しいやつですね。

 

傘を持っていない時に降る雨はかなり困りますが、日が差しているせいかそれほど悪い気がしない

狐の嫁入りの不思議な魅力^^*

 

妖怪ウォッチが好きな人には、おなじみかもしれません。でも、狐と雨の関係ってなんなんでしょう?

実は切ない狐の恋心が影響しているみたいなのです!

 

由来はコレ!

日本全国に、たくさんの言い伝えがあるようです。

昔話にでてくる狐といえば、人間をだましたり意地悪だったり、あまり良いイメージがありませんよね。

だけど、これからお話する由来を知ったら、そのイメージも一変することでしょう。

 

涙なしでは、語れません!!

狐の嫁入りの云われ3選です♪

  1. 狐を生け贄(いけにえ)にした
  2. 狐を隠している
  3. 狐に化かされている

 

1.狐を生け贄にした

昔、ある村で長くに渡り雨が降らず、田畑が干上がり農作物が育ちませんでした。

困った村人たちは神に生け贄をさしだし、雨乞いをすることを計画します。

何を生け贄にする? 「狐にしよう」
どうやって捕まえる?「騙してやろう」

 

人間に化けるのが得意な、女狐がいました。

村一番、男前の若者が狐に近づき、自分の結婚を持ちかけます。

嫁入りに来たら、殺して生け贄にするという計画。

交流をしているうちに、二人は心を通わせるようになりました。そして狐は、若者の本当の目的に気が付く。

 

それでも狐は嫁入りを決意します。

若者のため、村のために生け贄となり、狐の流した涙が大粒の雨となって、村中に降り注いだのです…。

 

悲しい伝説ですね。
残った若者の気持ちもとても切ないです。

 

2.狐を隠している

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こちらの由来は一般的でしょうか?

 

狐の娘が嫁入り決定!

いやーめでたいね、親戚そろって嫁入り行列で、娘を連れて嫁入り行列だ♪

え、ちょっとまって、人間の村の中を狐がぞろぞろと行列つくって歩いてた日には、

一斉に捕まえられるに決まってる!

 

雨でも降れば視界がぼやけて、見つからないのに。めっちゃ晴れてるし。

狐たちは、精一杯の雨乞いをすると、自分達の周りだけ雨が降りました。

えー、超不自然だけどー。
でもまぁ、隠れて隣町まで行ければOK?

 

そんなこんなで狐たちは、雨を降らしながら足早に村を通り、無事に嫁入りすることができました。

そうとは知らない村人たちは、なんで雨が降ってるのかのまま。

 

狐って雨降らせられるんだーと、そっちが気になるお話でした。

 

3.狐に化かされている

こちらは、やや怖い説です。

 

昔ある地域では、提灯(ちょうちん)の明かりをともしながら夜中に嫁入りをする風習が、あったそうです。

めでたい行事ですし、村を挙げてお祝いをする日になります。

「明日は、与作んとこに嫁くるべ」
「来週は、田吾作んとこに嫁くるべ」

村の掲示板には、最新の嫁入り情報が貼りだされたことでしょう。

 

そんなある日。

村はずれの森の中から、ポツリと小さな火の灯りが見える。

今日は嫁入りの予定、無かったと思ったけど…。

ポツポツポツ。灯りは増えて漂います。

フワフワ揺れて… 人の姿がない?!!

 

謎の灯りを鬼火とも呼びますが、これは狐が人間に隠れて行っている、

嫁入り行列だろうと、いわれるようになったそうです。

 

説明のつかない現象は、全部狐のせいに…。

お化けより狐の方が怖くないからでしょうか?

私はどっちも怖いです!

 

世界の狐の嫁入り

こういった狐の嫁入りに関する言い伝えは、日本特有のものなのかなー。

と、思いきやなんと世界中にあるんです!

 

イギリス、イタリア、ブラジル、ポルトガル、フィンランド、韓国でも、やはり突然の通り雨のことを、狐の嫁入りと、呼んでいるそうです。

狐は神秘的な動物だから、天の恵みである雨と関係があると、思われているんですね。

 

結婚式で、参列者が幸せを迎えた花婿と花嫁に、花びらを振りかけることを「ブライダルシャワー」と呼びますが、

世界的に雨は、誰かの結婚を祝福する天からの恵みだと、考えられているようです。

 

それに、通り雨の後には虹がかかることが多いですよね。

青空と虹。

幸福に満ちた光景が結婚式で見れたら、最高の門出になります♪

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狐の嫁入りまとめ

狐の嫁入りの意味と由来について、お調べしました。

一番スタンダートな説は、2つ目に紹介した「狐の嫁入りを雨で隠す」というお話。

私的には、最初の女狐の悲しい伝説の方が心に残りました。子供にウケそうなのは、ホラーかも^^

 

今日もまた、どこかで狐が嫁入りを喜び笑ってる?
それとも、泣いてる?

あなたの街にも、突然の通り雨が降るでしょう。ひょっとしたら、雨の向こうに狐に姿が見えるかも???

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