「また目やにが出てる❢うちの猫、もしかして病気かな?」
美しい宝石のように輝きを放つ大きな瞳は、猫のチャームポイント。だけど、体調変化が症状として現れやすい部分ですよね。
我が家の猫たちも目やに・涙が出やすいので、すごく気になります💦
飼い始めた頃は目やにが出る原因がわからず、「病気?怪我?」と頭を悩ませていました。自然と出なくなるのか、獣医さんに診てもらった方がいいのか……。
猫と暮らし始めて12年、猫の飼育本を読んだり獣医さんに相談して来ましたが、
最近では目やにの色・出かた・そのほかの症状によって、ある程度の状態がわかるようになりました。
病気を特定することはできなくても、ケア方法や治療の必要性は自宅でも判断できます😺💖
この記事では、気になる猫の目やに原因を見分ける方法と、慢性的に目やに&涙が出てしまう我が家の三毛猫の様子をまとめてました。
あなたのかわいい猫ちゃんが、目やにを止めるヒントになりますように✨
猫の目やには病気のサイン?原因を見分ける3つのポイント!
目やに原因を見分ける3つのポイント
猫ちゃんの目やにに気がついたら、まずはよく観察してみましょう。目やに原因の判断材料は、次の3つです。
- なに色の目やに?
- 片目?両目?
- 痛みなどの症状は?
健康な猫も目やにが出ます😺❣
目頭のあたりに茶色っぽい、チョコレートのような塊がつくことがありますよね。で始めの目やにはネットリとやわらかく、乾いて固くなるとポロッと取れることもあります。
これは人間と同じように、目の中に溜まったゴミや代謝物が涙と一緒に固まった老廃物。
体質によって出やすい子・あまり出ない子がいますが、目をつぶって寝ている間に溜まりやすい目やになので、よく休息をしているという健康の証でもあります。
心配なのは、外傷・感染症や病気・アレルギーですね。
目やに原因を判断する3つのポイントを踏まえながら、ご紹介していきましょう。
外傷による結膜炎の目やに
「オレの縄張りに入ってきたな!猫パンチで追い払ってやる!」
「なにを!生意気だぞ!」
猫同士で爪を出し殴り合ってるシーンに出くわすと、思わず止めに入りたくなりますよね💦
猫のケンカは顔を狙うことが多く、相手に目を引っかかれる恐れがあります。
また、スリスリとあちこちに自分の顔をこすりつけ匂いをつけるマーキングや、なめて湿らせた前あしでせっせと顔を洗っている時に、自分で目を傷つけてしまうこともあるでしょう。
眼球・目の粘膜が傷つき外傷性の結膜炎を引き起こすと、目やにが出てしまいます。
目が大きいゆえの怪我ですね😔
【結膜炎の目やに】
- 白っぽくベタベタしていて、菌が繁殖すると黄色っぽくなる
- 片目だけ出ることが多い
- 目をつぶったまま・瞬きが多い・触ると嫌がる
結膜炎の目やには、水分量が多く拭き取るとべっとりと粘り気があります。
片目だけ目やにが出ていて、目をつむったり前あしで擦って気にしている様子があれば、外傷性の結膜炎の可能性が高いです❢
我が家の茶トラも、「ウィンクしてて可愛い💖」なんて娘たちが言い始めると、たいてい目に怪我をしてますね💦
湿らせたコットンで目やにを拭い清潔にしてあげると、1〜2日で自然と治る場合が多いです。
怪我のていどによりますが、目やにの量が多かったり目を開けられない状態が続くようなら、病院🏥で診察を受け目薬で治療をした方が良いでしょう。
🔻目やにの取り方は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
>>猫の気になる目やに!取り方のポイントを伝授♪
感染症・病気の目やに
猫の感染症には種類があり、素人が目やにだけで病気を特定することは難しいです。
ただし、感染症の場合は目やにに特徴があります。
怪我か病気かの判断をする手がかりとして、ここでは症例の多い感染症をまとめておきますね❢
猫風邪
ヘルペスウイルス、カリシウイルスなど、さまざまなウイルスのせいで猫風邪にかかります。
【猫風邪の目やに】
- 白や緑色で水っぽい
- 両目から出ることが多い
- 目やにと一緒にくしゃみや鼻水が出たり、元気がなくなる
秋から冬にかけて気温が急激に下る時期、室内飼い・外飼いに関わらずかかりやすい猫風邪。
鼻水・くしゃみといった、人間と同じようにほかの風邪症状も現れます。
「クシュンッ😿」大きなくしゃみと一緒に鼻水を飛ばしたら、猫風邪の疑いがありますね。
病院で飲み薬・目薬をもらい治療します。
食欲がない場合は、フードを柔らかくするなど食べやすくする工夫をしてあげましょう。
多頭飼いをしているご家庭では、ほかの子に猫風邪がうつってしまう可能性があるので、風邪の症状がおさまるまで隔離することをおすすめします。
クラミジア感染症
猫クラミジア細菌の感染により、かかってしまう病気です。
【クラミジア感染症の目やに】
- 黄色く水っぽい目やに
- まず片方の目が炎症を起こし、続いてもう片方の目も…
- 日に日に状態が悪化していくので外傷の違いがわかりやすい
感染ルートは、クラミジアに感染した猫との接触がほとんどなので、完全室内飼をしている猫はかかりにくい病気です。
外をお散歩をさせている飼い猫や野良猫は注意が必要!
治療をせず放置すると鼻水・くしゃみ・咳などの症状が悪化し、肺炎にかかることもあるそうです。
黄色がかった目やにが出ていたら、できるだけ早く病院に🏥連れていき、適切な治療を受けましょう。
アレルギー性
ハウスダウスト☁や特定の食物が原因で、アレルギーを起こす猫がいます。
先天的にアレルギー体質だったり、飼い始めてからアレルギーが出ることもあるようです😔
皮膚のかゆみ・フケ・涙・目やに・鼻水・くしゃみなど、症状は人間のアレルギーと似ています。
【アレルギーの目やに】
- サラサラで水っぽい目やに。無色透明または赤茶
- 両目から出る
- 目やに・涙以外にも皮膚の痒みなど症状が出ることが多い
涙目になっていたら、ふき取って様子をみてあげましょう。
一時的なもので、時間がたつとさまることもあります。改善されないようなら、アレルギー原因をつきとめて対策をしたほうが良いでしょう。
動物病院🏥で診察を受け、部屋にアレルギーを起こすものはないか、毎日の食事で与えているキャットフードの原材料にアレルゲンが含まれていないか、獣医に相談してくださいね。
私の友人の猫は、キャットフードを変えただけで目やにや涙目がおさまったそうです😺
特定の食物に反応しているアレルギーもありますが、
着色料・香料・酸化防止剤といった、添加物を使っていないナチュラルで低刺激なキャットフードの方が、アレルギー体質になりにくいと言われています。
キャットフードの品質は、残念ながら値段に比例している部分があります。
原材料を見ると、高いフードは素材にこだわっているのがわかるんですよね。
もし、今使っているキャットフードがコスパの良い低価格のドライフードでしたら、ワンランク上のプレミアムキャットフードを試してみましょう。
お店に並んでいるフードは、種類が多すぎて選ぶのが難しいですけどね💦
うちの猫たちに食べさせて評判が良かったのは、サーモンが主原材料に使われてる「シンプリー」です。
香料不使用なのにサーモンのいい香りがして、美味しそうに食べてくれます。
粒が小さめで食べやすく、高タンパク低カロリーだから、肥満猫ちゃん&高齢猫ちゃんにもおすすめですよ😺💖
飼い主さんができる目やに予防方法
目やに原因はたくさんありますが、飼い主さんができる猫のキレイな瞳を守るための手助けもあります❢
定期的な体のお手入れ
まず、猫の体を定期的にお手入れしてあげましょう✨
- 目・鼻・耳は週1から2週に1回は掃除する
- ブラッシングをまめにする
- 爪は週1チェック、伸びすぎないようにする
ザラザラの舌を使って入念な毛づくろいをしている姿は可愛いけれど、粘膜部分のお手入れは飼い主さんの出番です💖
こまめにケアをしておくことで粘膜を清潔にたもち、ばい菌の繁殖を防ぎます。
また、感染症や外傷を受けた時に、すぐに気が付きやすく悪化させずに済むでしょう。
爪切りは、血管が通っている上の白い部分を切ります。
飼育本には「血管ギリギリまで」なんて書いてあったりすぐけれど、週1で切るのなら先端の尖った部分を切るだけでも良いと、獣医さんに言われたことがあります。
時間をかけると猫が嫌がりますもんね💦
ささっと終わらせましょう❢
爪切りで、毛づくろいをする時に猫が自分で目を傷つけてしまうリクスを減らせます。また、お部屋のフローリングや壁を守る効果もありますね♪
予防接種は毎年受けましょう
猫がかかりやすい感染症のほとんどが、予防接種を受けることで対策できます。
猫の予防接種は、生後3ヶ月程度で1回目を打ち、その1ヶ月後に追加で2回目を打ちます。その後は、1年毎に受けると効果的でしょう。
予防接種には、3種混合・5種混合・7種混合など種類がありますが、かかりつけ病院で受けられる注射をきき獣医さんに相談して決めてくださいね。
費用はそれぞれ5000〜6000円で、病院によって違います。
うちの高齢猫は、予防接種を受けてから丸1年たつとほぼ毎年風邪をひきます💦
春先で昼間と夜の気温差がある時期で風邪をひきやすい気候なのですが、予防接種の恩恵が切れたんだなと感じずには居られません😅
健康で過ごさせてあげるのが、猫にとっても飼い主にとってもお財布にとっても幸せですよね❢
いつも涙目・目やにが出てる我が家の三毛猫、治療をした結果
2歳になったツンデレ三毛ちゃん、今日も目がペチョペチョで、頭をこすりつけてきた時に私の服にペチョが付きます(笑)
三毛ちゃんは生後3〜4ヶ月頃に野良猫として里親募集されていたところを、引き取ってきました。寄生虫駆除は済んでいて、毛並みが綺麗で個性的な子猫。一目惚れでした😆
ただ、うちに来た時から目やにと涙がひどく、いつも前足で毛づくろいをして気にしていて。
引き取った翌日、健康診断と予防接種のために病院に連れて行ったら、
「風邪をひいているようだから予防接種は体調が整ってからにしましょう」と、1週間分の飲み薬と目薬を出されました。
嫌がる三毛ちゃんをおさえて目薬をさし、くだいた薬をフードに混ぜて食べさせた1週間、症状はまったく治りません。
目の粘膜は綺麗だし、ほかの症状はなし。
平熱、元気あり、食欲旺盛。
病院で再診を受けると、「体質的に目やにが出やすい(アレルギーの可能性もある)ようだが、目に異常はないからこのまま様子を見ましょう」と言われました。
添加物が原因かもを聞けば、キャットフードを変えてみました。
ハウスダストが原因かもと聞けば、部屋中を掃除して空気清浄機をまわしました。
それでも改善されず、今でも目やにが多いので毎日コットンでふき取っています。いつか良くなるといいなぁ😔
目やにの原因がわかるのなら改善してあげた方が良いです。最初にご紹介した健康な猫でも出る茶色い目やには、こまめなお手入れをすれば綺麗な瞳をキープできます。
うちの三毛ちゃんのように、慢性的に目やに・涙目が止まらない猫ちゃんでも、ほかに症状がなければそれほど心配しなくて大丈夫。
「治療できてないじゃん」
ってとこですが💦
病院🏥に連れて行くことが、目やに改善の最短ルート❢
まずは獣医さんに診てもらってから、猫を飼育する上でどうしたら健康に育ててあげられるかを、少しずつ学んでいくのが良いと思います。
茶色い目やに以外は要注意!【まとめ】
猫の目やに原因と予防方法についてでした。
室内飼いをしていれば感染症にかかる可能性は低いだろうと、「うちの子は大丈夫~」なんて油断してしまいがちです。
それだと、いざ病気にかかった時に「どうしたらいいの?なんなの?」と、すごく慌ててしまいますよね💦
白や黄色、緑色の水っぽい目やには菌がたくさん含まれています。他にペットがいたらうつる恐れがあるし、お部屋が不衛生になってしまいます❢
見た目だけでなく、不快感や痛みがあれば猫だってつらいでしょう。
目やに原因を判断する3つのポイントをチェックし、様子を見ているだけで大丈夫か判断しましょう。
これはどうかな?という不安な目やになら、治療は獣医さんにおまかせした方が懸命です😺
「健康に気をつけていたのに」
「守ってあげられなくてごめんね」
「かわいそうに」
体調不良はつらくてシンドイ❢
でも、飼い主さんが愛情をもって接してあげれば、飼い猫は幸せを感じているはず。
早く良くなるといいですね✨