家族でワイワイ食事をしていたら、暗い廊下に潜む金色の光が…。
「ギャー!お化けぇー!!」
違いました。愛猫のアメショくんです。
あなたの猫も家族が食事をしている時、興奮したり手を出してきますか?
仲間はずれにしたら可愛そうかなー
美味しいものを食べさせてあげたいなー
「ちょっとだけあげようか」という気持ちになっちゃいますよね。
でも、絶対にあげちゃダメ!あげたら最後、寿命をちぢめることになるかもしれないんです!!!
猫が人間の食べ物を欲しがる!困ったらこの3つを試して♪
食べ物を欲しがる猫
我が家のアメショは、前科があります。
近所にオープンしたばかりの評判のパン屋さんで、焼き立てメロンパンを買ってきた日。私がパンの袋を置いた瞬間にダッシュでテーブルに飛び乗り、そのまま袋を加えて走り去りました!
まさに泥棒猫!!アウチッ!!!!!
普段は温厚・おりこうな猫なだけに、超ショックでした…。だいたい餌は十分に与えてるのに、なんで人の食べ物を欲しがるの?
まずは、その理由から、解明していきましょう。
なぜ食べたがるのか
理由は、ごくシンプルで簡単なもの。
猫の性格と、家族との関係。
思い当たることが、沢山ありますよね!
- 好奇心
- いたずら
好奇心
私たち人間は毎日毎食、さまざまな食べ物を口にしています。
「そりゃ猫だって欲しがるやろ!!」
・皿にのっているものは美味しいらしい。
・外から買ってきたものは美味しいの?
・食べたことないものを食べてみたい。
・おねだりしたらくれるかも。
・くれないなら捕っちゃうぞ!
思考回路が目に見えるようです。お腹いっぱいでも、人が食べていると、味見したくなるのは人間も同じこと。
魚の焼ける臭い・生肉などは、本能的に、欲してしまうのでしょう。
いたずら
先にお話ししたメロンパン襲撃事件には、続きがあります。
愛猫の裏切りにキレた私は、「そんな欲しいなら、食べたらえぇ!」とメロンパンを差し出しました。すると、アメショはメロンパンにフニャフニャな猫パンチを一発いれて、どこかに行っちゃいました。
残ったのは、歯型付きの炊き立てメロンパンと、ハートブレイクした私の乙女心(?)
で、何を言いたいのかというと、アメショはメロンパンを食べたかったわけじゃなかったという話。
・どんなもんか、ちょっかい出しただけ。
・飼い主を困らせたかった。
・彼なりの私に対する愛情表現。
猫との駆け引きは恋のそれと同じく難しいけど、嬉しく楽しいものです。でももしあの時、本当にメロンパンを食べてたら、猫と私の関係は泥沼化していたかも…。
最悪の場合、死んでしまっていたかもしれません!!
人間の食べ物は食べちゃダメ
好奇心・いたずらのどちらの場合でも、人の食べ物はあげてはいけません。
人間用に味付けをされたものは、塩分や糖分が多く含まれているので、代謝異常を起こしてしまう可能性が、とっても高いです。
特に、塩分の過剰摂取は大問題!
猫は生まれつき腎臓機能が弱く、腎不全になりやすい生き物。干物やかつお節など、好物の魚だって人間用に加工され、塩分が思ってる以上に高く、与えれば猫の寿命を縮めることになります。
メロンパンはバターに含まれる脂質、クッキー生地の糖質、パン本体の炭水化物。旨みの塊ですけど猫には不必要!
猫に必要な栄養は、主にタンパク質。ご飯やお菓子も食べさせないで。
「欲しがっても、あげない」
飼い始めからしっかりしつければ、だんだんと欲しがらなくなります。
「すでに、あげる癖がついちゃった」
この場合は、再教育が必要です。
一度覚えた美味しさは、なかなか忘れることができません。うちのアメショはメロンパン襲撃事件の後、
・魚肉ソーセージ強奪事件
・わた菓子パンチング事件
など、犯行を重ねましたが、現在では人の食べ物に興味を持たなくなりました!
どんなしつけをしたかご紹介します♪
欲しがらせないための工夫
一番簡単なのは、食べ物を出しっぱなしにしないこと。
パン、お菓子は戸棚にしまう。
食べた食器は、すぐ片付ける。
手の届かない場所にしまっちゃいます。いたずらしたくてもできません。
グハハハ!私の勝ちだな!!!
と思いきや、食事中にテーブルの周りをウロウロ。
いやいや、それもさせません。食事中は可愛そうだけど、別の部屋に隔離するか、ゲージにIN。
これで手も足も出まい!!
と思いきや、
「フニャァァン」
甘えたか細い声。ずるいじゃないか…。
いやいやいや、負けませんよ。
人間の食事の前か同じタイミングで、猫にも餌をあげてみましょう。
人のご飯より、目の前の自分の餌!
この作戦は非常に有効です。結局、猫はキャットフードが好き。もう一度整理してみますよ。
1.手が届く場所に食べ物を置かない。
2.食事の前に猫に餌を与える
3.食事中は食卓に近づけない
この3つを、徹底することで、
食べ物に対する欲求は薄れていきます♪
猫が人間の食べ物を欲しがる時のまとめ
猫に好かれたいし、好きな食べ物は食べさせたい…。
その気持ちはよくわかります。私だってニャンゴロしたいです。だからこそ、猫の健康を一番に考えてください。
人の食べ物を、与える必要はない。与えるのは危険。本当に食べたいワケじゃない。1度あげたからって、即、病気になるわけじゃないけど、癖になったらあなたも辛いですよ。
遊んであげたりなでたり、食事以外の喜びを共有して、もっと信頼関係を深めていきましょう♪